2019.08.06
本社中央支部組合員のみなさん、こんにちは。
教育宣伝部のHP担当です。
7月31日(水)にKDDI労働組合本社中央支部初となる将棋イベントを開催しました。当初、「将棋」というピンポイントのイベントに何人くらいの方にお越し頂けるのだろうか?という不安がありましたが、最終的に8名の方にご参加いただけました。
今回のイベントでは日本将棋連盟にご協力いただき、講師としてNHKの将棋番組でもお馴染みの飯野愛女流初段にお越しいただきました。
■今回のスペシャルゲスト 飯野愛女流初段
最初に参加者は飯野愛女流初段から出題された詰将棋に挑戦しました。今回は5手詰めと言って双方合わせて5手目までにいかに相手の王を詰ませるか(どこに逃げてもどんな駒を打って守っても王が助からないという状態にする)を考えるというものでしたが、参加者が真剣に取り組む姿が印象的でした。飯野愛女流初段の解説はとても丁寧でわかりやすく、私のような初心者でもとても納得がいくものでした。
■今回出題された詰将棋(5手詰め)。皆さんわかりますか?
続いては参加者同士で対局してもらいました。今回は事前にヒアリングしていた棋力(将棋の強さ)に併せてペアリングしたのですが、どのテーブルでも静かながらも息の詰まる攻防戦が繰り広げられていました。飯野愛女流初段は各テーブルを巡回し、必要に応じて指し手のアドバイスをされていましたが、全テーブルの対局の駒の元の配置や動きを記憶されており、数手前に遡っての「あの時ここでこう打っていれば詰みでした」といった助言を聞くにつけて、プロ棋士の人並み外れた記憶力と集中力に驚かされるばかりでした。
■対局中の参加者に指し手のアドバイスする飯野女流初段
対局終了後は飯野愛女流初段の過去に対戦した際の棋譜(過去の指し手の記録)の中から印象に残っている対局を選んでいただき、後半での攻め方についてレクチャーを受けました。この対局では本来振り飛車を得意とする飯野愛女流初段が普段あまり使わない居飛車を使っており、それが結果として勝利する鍵になったというエピソードが紹介されていました。
■過去の自身の対戦の棋譜を説明する飯野愛女流初段
最後に飯野愛女流初段より直筆の扇子とお父様である飯野健二八段が執筆した詰将棋の書籍をご用意いただき、抽選で選ばれた参加者にプレゼントされました。プレゼントを引き当てた参加者の嬉しそうな表情がとても印象的でした。またイベント終了後に飯野愛女流初段が気さくに写真撮影に応じてくれたこともあり、初めての将棋イベントは盛況のうちに終わりました。
■抽選箱の中から当選者の番号が記載されたカードを選ぶ飯野愛女流初段
■プレゼント企画の賞品(うち扇子1本は本社中央支部で頂戴しました)
本社中央支部では、今後も様々なイベントを開催していきたいと考えておりますので、組合員の皆さんの奮ってご参加をお待ちしております。(kn)